←嬉しいわけじゃないよ(><)
【大山のぶ代、老人ホームへ!】
先代のドラえもんの声優を務めていた大山のぶ代さんがついに老人ホームに入居した。
旦那さんが入退院を繰り返すため、大山さんが自宅で1人で過ごすにはどうにもならなくなったようだ。
リニューアルする前のドラえもんの声優さんがほぼ全員80歳近かったのにも驚いたが、引退してからついに時の流れには勝てなかったか…、と寂しい氣持ちになった。
ドラえもんと言えば、昔の作品は結構強烈な話が多くて、今では考えられないような暴言をドラえもんが吐いたりしてた。
のび太に向かって「死んでしまえ!」なんて言ってたりしたのだが、今はすっかり丸くなってしまい、時代のコンプライアンス的な何かを感じるよね。
そんな時代を駆け抜けた大山のぶ代さんも、認知度と診断されてからは一線を退いている。
現役時代の大山のぶ代さんはそのドラえもんキャラとはうって変わって仕事に厳しい人だったようだ。
周りからはとても恐れられた存在で、新人達への教育も厳しく、あるオーディション番組では共演の今田耕司氏に「ブラックドラえもん!」なんて言われていたそうな。
リニューアルしたドラえもんも初めは「声が似たり寄ったりで誰が誰だか分からない」なんて言われていたが、最近はそれぞれ個性や味が出てきたようだね。
だって、大山のぶ代さんは実は「サザエさんのカツオ」の初代声優さんだったんだよー。笑
そして、長いことカツオ役をやってた故・高橋和枝さんが、まだ色が青くなる前の黄色いドラえもん役をやってたのだから実に面白い!
ニュースステーションの久米宏氏を引き継いだ古舘伊知郎氏がそうだったように、キャラクター認知には時間がかかる。
そんなこんなで今のドラえもんがすっかり定着したからこそ、引退された大山のぶ代さんのあのどら声が懐かしい。
今でもネットを探してみると、「旧ドラえもん」と「今のドラえもん」のそれぞれのファンが熱くバトルを繰り広げている。
それぞれの思いはあれど、それだけドラえもんが国民から愛されてる証拠なんだろう。
あとは大山のぶ代さんが少しでも素敵な人生を送れるよう、祈るのみだ。
「時代は変わる」という将来を見据えた言葉も必要だが、時にそれは残酷でもあるな…なんてふと考えてしまったのであった。