あなたはタワーマンションに住んでみたい!と思ったことはあるだろうか? おそらく誰もが一度は憧れる夢のすみかであるはずだ。
(高所恐怖症の人以外)
頑張ってあの上から街を見下ろしてやるぞー!なんて考えながらタワーマンションを見上げている人多いんだろな。
ちなみに次々と建つタワーマンション。 いいところとそうでないところを客観的にまとめてみた。
筆者は高所恐怖症ではないので、公平な視点でタワーマンションの実情を解剖しようと思う。
【タワーマンションのいいところ】
①なんといってもその眺め!自分が住んでいる街を高いところから見下ろす爽快感は何にも代えがたい。夜には美しい夜景が待っている。
②ステータス。高級感あるエントランスロビーにICカードで入った瞬間のやったった感は半端ない。人を呼んだ時など、「きゃー素敵なエントランスー」なんて言われたら、「まあね」なんて言いながら心の中はニヤニヤだろう。
③虫が入ってこない。もちろん100%ではないだろうが、通常のマンションよりは格段に少なく、特に高層階になれば、窓に網戸を付ける必要もないだろう。虫嫌いにはサイコー!
④日当たりと風通し。条件にもよるが、一般的なマンションよりは室内の日照時間は総じて長め。洗濯物は室内干しでも十分乾くのが一般的だ。
⑤設備の充実。タワーマンションはその性格上、高級をウリにしているので生活面での設備にはほぼ文句がないレベルといえる。 防火上の面からIHが標準装備のところがほとんどだ。
【タワーマンションの悪いところ】
もちろん、素敵なところにだって欠点はある。 カンペキだったら世界中がタワーになっちゃうよ。
①出入りに時間がかかる。エレベータの待ち時間なども含めると家から外に出るのに10分かかる…なんてケースも。 遊びに行くと、今迎えに行くねーなんて言われて外で10分待ちぼうけの時があって悲しかった。
②空気が乾燥する。特に冬。皮膚がかっぴかぴになる。加湿器は必須なのは一般マンションでも同じだが、特に顕著に表れるようだ。
③高層階ゆえの危険。最近も43階のバルコニーから女の子が転落するという痛ましい事故が起きたが、子供のころから高層マンションに住んでいるといわゆる「高所平気症」の状態になり、落下の危険性が認識できなくなるようだ。
④災害時の不便。東日本大震災の時は経験した人も多いはず。エレベータが止まってしまえばただの階段地獄になってしまうならまだしも、水道が止まり、給水を地上で受けて、その水を抱えて何十階も上がらなければいけないのだ。
⑤身体への影響。ヨーロッパの先進諸国、とくにイギリスでは、高層階での健康面の不安という研究結果が出てから、20階建以上のタワーマンションが作られていない。流産の危険性も高まるという。
【個人の感想です】
筆者は兄弟が高層マンションに住んでおり、自身は高層ビルオフィスで働いていた。そのためメリットとデメリットについて実地で体験した。
1番はやはり「ステータス」である。
ステキな眺めも人間って勝手なもので、慣れてしまう生き物なのだ。 人が遊びに来て初めてその良さに気付くことはあるのだが。
でも外に出るのは本当にめんどくさい。コンビニにちょっと買い物…がものすごい負担なのだ。
高層階の危険に関して言えば、小さなお子さんがいるならやめたほうがいい。 子供を24時間監視できないのが現実で事故が起きて取り返しのつかないことになったら…。 これは一般マンションの最上階でもいえることだが。
健康に関してなんだかんだ言われている。 気圧が違うからとか、確かに筆者もオフィスでそう心配していた頃もあったが、普通に健康な人なら 心配は無用だ。
高層階で体調を崩したことなんてなかった。 妊婦さんなど、デリケートな体調の人は気にするべきとは思うが。
ちなみに妊娠初期も仕事を続けていた飛行機のCAさんを調査した研究結果があり、流産率は他の妊婦と変わらなかったそうだ。 だからそれもそれも気の持ちようなのかも。 心配しすぎが病を呼ぶこともあるし。