ケースケの30代転職体験記(7)おまけ 僕が経験したブラック有名企業の裏側

ブラック企業  

憧れのあの会社に入った!

ケースケが転職したのは日本でも有名なIT企業。
社名をコマーシャルで聞いたことのある人も多いと思う。「!!!」みたいな(笑)
色々なインターネット関連の商品を扱っている会社。
自分の長年の夢がかない、意気揚々と都内の高層ビルに初出社したことを、ケースケは今でも忘れることができないのだ。





同じビルには世界的にも有名なそうそうたるIT企業が入っていて、エレベーターホールの時点で、ケースケはドキドキ緊張したものだ。

入社した会社はロビー、そして面接を受けた部屋も綺麗で立派でおしゃれ。

が!!

執務部屋に入った瞬間、ケースケは自分の目を疑った。

椅子は一個一個色違いの中古品と思しき汚れたオフィスいす。

パーテーションもなくただ長机に並ばれた営業メンバー。

営業電話をかける会社は「ネットサーフィンで自分で作る」

終電まで勤務。休日出勤は当たり前。というか休日出勤すると「いいね!」と褒められる。

2週間に一度、朝早く出勤させられ、朝礼で何をするかと思えば「手帳に書いてある社訓をみんなで読む!」ただそれだけ。

その社訓の中に「報告できない管理者は去れ!」だって。
昭和かよ!!
それを女子にまで大声で言わせて、
「ミミズが這いつくばったような声出しやがって。やる気ないなら帰れ!!」
みたいなのを朝から言われるという。

ふふん。何て楽しいんだ!

とどめだったのは、その会社の営業トークとして
「弊社はY社と業務提携しておりましてぇ」という入り口トーク。
Y社は日本でも世界でも知らない人はいない超有名なインターネット企業です。
実際は業務提携でもなんでもなくて、超有名なインターネット企業の「商品を利用しているだけ」だったんだけどね(笑)


ブラックはまだしも、ウソつき会社はやだな。

個人情報管理もずさんだし、新規開拓の営業先は営業マンがネットで検索。
営業しすぎて先方からクレームが入って初めて「営業ストップリスト」に入る。

そしておまけに営業の電話で自分の会社名を名乗ると、ほぼ9割の営業先の会社が「無言になる」という。
同じグループ会社からの営業電話が多すぎて絶句してたんだろうな。
もう笑うしかないよね。

そんなこんな色々あって、あれだけ一生懸命頑張った憧れの会社の現実と裏の顔を見て、ケースケはたった3ヶ月でおさらばしてしまった。
せっかく転職、頑張ったのに。
あーあ!また転職活動、一からやり直しだあ!


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