博士自身の転職体験より、転職のための心得やコツに関するあれやこれやをまとめました。
これから転職を考えている人、いずれは転職と考えている人は必見です!
まずあなたに質問。
あなたは今の仕事に人生を捧げられますか?
「そんなわけないでしよ!こんな仕事辞めたいよ!」
この言葉は、働いている人なら誰でも必ず思ったことがあるはずだ。
こんなとこ早くやめて転職したい!と思っているあなた。
なぜそんなに辞めたいのだろうか?
その原因は人によりさまざまあると思う。
・給料が安い
・社内に嫌いな人・ウマが合わない人がいる
・残業が多く、プライベートの時間が持てない
・仕事そのものがつまらない
じゃあなぜすぐに辞めて転職しないのか?
それは
・やりたい仕事がみつからない
・転職しても今より給料が下がる
・転職できず無職になるのは困るので
いやではあるが今のところにしがみついている
結局のところ、「世の中お金」なのか?!
そう。お金さえあれば自分の大事な時間を切り売りしていかなくても生きていけるのに。
宝くじ当たったらこんな会社すぐに辞めてやる!と誰もが思っているのだ。
でも宝くじは当だってもせいぜい3000円。買ったお金が戻ってくるぐらいがせいぜいだ。
株に挑戦するにしても軍資金がないし、今流行りのFXはなんかよくわからないし、
ヤフオクでいらない物を売っでも生活なんかできないし。
もうどうすりゃいいんだ!!
今の会社がいやなら転職するしかない。
会社を辞めて独立してやっでいくためにはちょっとしたコツが必要だと思う。
でもちょっと待て。会社をやめたい最大の原因をもう一度考えてみよう。
「給料」か?
「仕事の中身」か?
「人」か?
もしあなたが人が原因で転職を考えているなら焦らない方がいい。
なぜなら転職先にも必ずウマの合わない人間はいるからだ。
博士は実は何度か転職を経験している。
その体験の中からいくつかお話ししよう。
必ず共感してもらえるところがあるはずだ。
まず博士の社会人スタートは某大手自動車会社の営業職。
子供のころからスーパーカー消しゴムをたくさん集めていたほどの車好きで、
就職も車関係!と決めて入社したまではよかったが、
実際は休みもめちゃめちゃでプライベートが全くなく、
学生時代の友達とも遊ぶことができず、挙句の果てに学生時代から付き合ってた彼女にも振られてしまった。
みんなと休みが合わない為、
伊豆にある友達の別荘に仕事が終わってから車で行き(自動車会社だけに自分の車は持っていた)
徹夜で遊んで、翌朝5時に伊豆を出て東京の会社に行く、なんて無茶もしたものだ。
それでもせっかく入った会社だし、頑張るんだと思っていたが、
ある日曜日、営業で出かけた先の公園の横に車を亭め、何気なく窓の外を見ると、
パパと子供が楽しそうにブランコで遊んでいるのを見て
「いったい自分は何やってんだ」
と涙がこぼれた。
みんな幸せな休日を過ごしているのに自分は仕事なんて…。
少なくとも今はいい。どうせ独り身なんだから。
でも将来家庭を持っても日曜日に子供と遊ぶこともできないじゃないか。
そう思っだのをきっかけに転職を決意した。
それからは仕事の合間に公務員試験の勉強なぞをし、テストも受けたが全く受からず、
ただ月日だけが過ぎていった。
そして入社から3年経った3月に「もうここが限界だ!」と会社を飛び出した。
でも飛び出してはみたものの、「無職」かぁ。やばいなぁ。
実家暮らしだったため家賃の心配はないけど、このまま親に顔を合わせるのはなんか気まずい。
とにかく仕事見つけなきゃ!
ということで見つけた次の仕事は、暇つぶしに行った楽器店。
(音楽も昔から好きで、学生時代はそのお店に通っていたが、顔なじみほどではなかった)
「アルバイト募集」と書かれているのを見て時給から1か月の給料を計算し、「これなら生きては行けるかな」と面接をお願いし採用になった。
ここは本当に楽しかった。大好きな楽器に囲まれ、常連の学生たちに囲まれて過ごす日々。
その中でアラサーに近づいた自分が若返っていく感覚を今でもはっきり覚えている。
ただ…給料が安かったのだ。
始めのうちは昼ごはんも食べることができず、実家のお釜からご飯をもらっておにぎりを作り、
ペットボトルに入れた水道水を飲む毎日たった。
この時も悲しくて泣いたことがある。
よく泣くなあ…
でも、仕事そのものは楽しくて安給料をやりくりしてなんとか頑張っていたのだが
当然のごとく会社には「人事」というものがあって
何年か後、まわりにいた社員たちがことごとく入れ替わってしまった。
割とウマの合っていた人は他の店舗へ異動になってしまい、
代わりにやってきたのはなんかオタクのような社員ばかり。
性格も、音楽に対する価値観も違う。
急激に仕事はつまらなくなってしまった。
そして、店というものは店員が変わればお客さんも変わるのだろう。
今までの常連さんもいつの間にか入れ替わり、
「楽器オタク」の聖地に変わってしまった。
「何の音楽が好きか」ではなく、この楽器は何の木でできているか」
という場所になってしまい、この時初めて今まで安い給料でもやってこれたのは、周りの人のおかげで、
「仕事ってイコール人…なんだ」
ということを痛感した。
どんな楽しい仕事でもそれを扱う人間によってその内容は180度変わってしまう。
話が長くなってしまったが、
「何の仕事をするか」よりも
「誰と仕事をするか」
のほうが重要な要素だということを伝えておきたい。
でも人に関してはその会社に入ってみないと当然分からない。
これははっきり言って運だ。
だから人が嫌で会社を辞めたいというのであれば
転職先でも同じことが起こる覚悟はしておいたほうがいい。
では、転職するために、何をするべきか?
【自分の得意なことで作文を作ろう】
あなたは何か得意だろうか?
エクセル?計算?文章作成?デザイン?
何でもいい。
もし自分を振り返ってみて「特に何もない」
というのであれば、何か一つでいい。
これなら得意だよ!と人に言えるものをつくろう。
今の業務の事を極めるのもいいが、そうではなく
「ここを出ても役に立つ事」つまり汎用性のある事を覚えるのだ。
資格なんか取りに行く必要はない。
もちろんあればあった方が良いが、資格そのものよりも
その資格にかかわるスキルによって何をやり遂げたかが大事だ。
毎日の業務の中で楽しみながら、遊びながら覚えればいいのだ。
博士は人並みよりエクセルはできる方だが、ネットで調べながら
覚えただけだ。それが業務に関連することなら最高ではないだろうか。
そうして得意分野になったことを引っ提げて「履歴書」を書くわけだ。
博士が転職するときは履歴書を書くのが下手で、何社も何社も門前払いを食らったものだ。
「ご縁がなかったものとして、あしからずご了承下さいますよう…」というメールを何通もらっては
悲しい思いをしたことか!
でも何回も何回も履歴書を書いているうちに思った。
初めて書いた履歴書と最後に書いた履歴書で大きく違っていたこと。
それは「遠慮」だ。
あまり自慢げに履歴書を書くのは誰もが苦手だと思う。
でも、そこに遠慮が入ってしまうとアピールカが半減してしまう。
自分作文を作ることは、今までのキャリアを棚卸するということになるのだ。
まず履歴書は意識せずに自分作文をやってみるといい。
仕事の合間にもできるはずだ。
【ネガティブ言葉をポジティブに変換してみる】
日常で発する言葉がついついネガティブになっていないだろうか?
転職を考える人はついついそのような感情に陥りがちだ。
その感情は面接で一発で見抜かれる。
「今の会社が嫌だから御社を受けました」なんて人間を誰が採用するだろうか?
今考えている転職を前向きにポジティブに変換することが大事だ。
辞めたいから転職ではなく、これをやるために転職する。
小さな言葉一つ取っても
「とりあえずやってみます」と言うのと
「まずはやってみます」と言うのでは大きく違う。
小さな心がけを積み重ねることで、あなたの顔つきまで変わってくることは
間違いない。ぜひやってみてほしい!
あなたの素敵な未来を祈る!!