会社でバリバリ働いて自分を成長させたい
会社は成長の場所であると考えているあなた。
実は「会社で成長する」という記事を検索してもほとんどヒットしません。
あるのは「会社の成長」という記事だけです。
では、「会社で成長」と「会社の成長」はどのように違うのでしょうか?
会社の成長は分かりやすいです。業績とか売上とか社員数など、すべて数字で表すことができます。
数字が大きくなればなるほど会社は成長したということになるでしょう。
会社で成長するとは?
成長という言葉はその明確な響きに反して、実態ははっきりしていません。
与えられた仕事をバリバリこなし、さらに大きな仕事をこなし、そして自分で仕事を生み出すこと。
給料もアップして、役職について、いい服を身に着け、いい車に乗る…そんな感じでしょうか。
ひとつだけあなたに気を付けてほしい事は、
会社で成長することが自分自身の成長に直結しているとは決して思わないことです。
僕はある「成長」をウリにしている有名な会社に勤めたことがあります。
自分の成長を信じ、上司の言うことに熱心に耳を傾け、プライベートも犠牲にして働きました。
しかしある時、他の会社の人事担当の話を聞いて僕は愕然とします。
「あの会社で長く務めた人は外では絶対に通用しない」
という衝撃的な意見でした。
「その会社で成長する」というのは実は「その会社の文化に適応していく」ということに過ぎず、ほかの価値観と合わせることができなくなるというのが理由でした。
僕のいた会社のように、他人から強要される成長というものは、しょせん自分の成長にはなりえません。
でも「成長したい」と考えている人にとってはそこが見えなくなっているんですね。
成長を謳う会社はその心理を上手に利用しているのです。
あなたの成長したいという気持ち=自己実現欲求が会社に操られてしまっているんですね。
見事に「社畜」の出来上がりとなるわけです。
つまり自分が成長したいと思うなら、会社の業務と照らし合わせた上で「自分だけのスキル」を身に着けること。
このことが会社の文化に左右されない、自分のオリジナルスキルを形成するということなのです。
では「スキル」とは何でしょうか?